オールインワンとは、化粧水、美容液、乳液などの役割をひとつに集約した基礎化粧品です。
一本あればお肌のお手入れが済んでしまうので、時間もかかりませんし、化粧品代も節約できます。
でも、本当にひとつで十分かしらと心配な方も多いのではないでしょうか。
そこで、オールインワンのメリット、デメリットを紹介します。
オールインワンのメリット
お肌のお手入れが簡単になる
化粧水、美容液、乳液をつけると3種類もあります。
さらに、ブースター、アイクリームも加わると4種類にも5種類にも増えてしまいます。
オールインワンは1種類だけです。順番の間違えようもありません。
ずいぶん手間が省けて簡単になります。
時間が節約できる
1種類だけですので、時間も3分の1以下になります。
忙しく働く女性や、子供さんが小さく自分の時間が取れない人にはとても助かります。
オールインワンを使い慣れてしまうと、もう戻れないという方が多いですね。
肌の摩擦も少なく、刺激が少ない
肌への摩擦はトラブルの原因となります。
私もお客様にいつも「肌にふれるときは、はれものを触るようにしてくだいね。出来るだけ力をぬいて、桃をさわるくらいの丁寧さです。」
とアドバイスしております。
肌へ摩擦を与えると、日焼けと同じような刺激となり、しみの原因となります。
また、老化も早めてしまうので、出来るだけ摩擦は少なくするのが理想です。
その点からも、オールインワンは顔に触るのが一回ですみます。
何種類も塗ってその都度顔を触っていると、その分摩擦や刺激が多くなります。
化粧品代が節約できる
何種類も買っていると、その分出費がかさみます。
オールインワンは、一本でいいので、1か月のお化粧品代も何分の1以下ですみます。
ある化粧品会社の調査によると、1か月のスキンケア化粧品(基礎化粧品)代の平均は、40代、50代は約4,000円だそうです。
そのほかに、ファンデーションなどのメイク用品も購入しなくてはいけないので、基礎化粧品代が節約できると助かりますよね。
オールインワンのデメリット
今まで何種類も使ってきた人は心配になる
本当にこれ一本でいいか、慣れるまでは不安に感じる方もいます。
私もお客様から、オールインワンについて相談されますが、本当に1種類でいいのかしらという方が多いです。
お肌のお手入れは気持ちも大切です。不安な方には、オールインワンにプラスして、今までのお化粧品を使っていただいています。
お肌の状態によっては、オールインワンだけでは足りない
オールインワンだけでは、肌の潤いが足りないと感じる方もいます。
そんな方はいままで使っていた化粧品を足して使うとよいかと思います。
肌のトラブル別のオールインワンの使い方を次項で紹介していますので、参考にされてください。
肌のトラブル別オールインワンの使い方
肌の固い方
若いときにニキビ肌だった、皮脂が過剰だったという方は、肌のきめが粗くなり、表面が固くなっています。
ストレスが多くても肌が固くなります。
スキンケア化粧品が肌に浸透しにくくなっています。
そんな方は、オールインワンを塗る前に、化粧水やブースターなどで肌を柔らかくして水分を吸収しやすくする必要があります。
乾燥肌の方
肌が乾燥している方は、オールワンだけでは水分を保持することが出来ません。さらに油分を与えて、乾燥を防ぐ必要があります。
オールインワンを塗った後に、油分の入った乳液、クリーム、オイルなどを塗ることがおすすめです。
月経前の肌が不安定な時期
月経前はお肌が荒れやすく、敏感になります。いつも使っている化粧品さえ合わないこともあります。
そのようなときは、まず化粧水で肌を整えて、その後にオールインワンを使います。
ただし、月経がくると肌は安定しますので、あまり気にしなくてもいいと思います。
まとめ
オールインワンは時短、節約になり、そのうえ肌への負担も少ないので良いことばかりのようです。
ただ、お肌によっては、成分が足りない時もありますので、お肌の状態をみながら、そのほかのスキンケア化粧品も合わせて使うことがおすすめです。
私も、オールイン美容液一本でお手入れしていますが、週に一回はパックをして、乾燥しやすい時期にはオールインワンの後にオイルを塗っています。
お肌の状態にあわせて上手に使うと、時短と節約をしつつも、お肌のトラブルを改善して、美肌を保つことが出来ると思います。