50代からの美容とダイエット①血流改善にはまずは健康診断をチェック！

手足の冷え、むくみ、肩こりなどのお悩みは血流不足が原因となっているかもしれません。
わたしたちの身体は血液が血管を通って体の隅々まで運ばれることで、細胞に必要な酸素と栄養が届きます。血流が滞ると、さまざまな不調を引き起こすことになります。
美肌と健康を保つためには血流を良くすることを意識しなくてはいけませんね。
まずは、現状を知るということで、健康診断の結果をチェックしてみましょう。

血液と血管の健康

健康診断の血液検査の結果はどうでしょうか

検査結果をみても、よくわからないことが多いですよね。
とりあえず、以下の項目がお医者様から指摘事項になっていないかをチェックしてみましょう。

□ 血圧が高い（高血圧）
□ 血糖値が高い（糖尿病）
□ 中性脂肪が高い（脂質異常症）
□ 悪玉コレステロール値が高い（脂質異常症）

40代から増える生活習慣病のリスク

女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、血液や血管を守ってくれています。
高血圧を予防、血管細胞を保護する、血圧を低くする、コレステロールを低くする、などの作用で、動脈硬化、高血圧、脂質異常症を予防してくれます。
また、インスリンの働きを助ける作用があり、糖尿病も予防してくれます。

40代、50代になると、今まで血液と血管を守ってくれたエストロゲンが減少しますので、高血圧、糖尿病、動脈硬化、脂質異常症のリスクが増えるのです。

また、家族または親戚に、高血圧、糖尿病、動脈硬化、脂質異常症（コレステロール、中性脂肪が高い）の方がいますでしょうか。
いらっしゃる場合は、遺伝的な体質にリスクが高くなりますので、注意が必要です。

女性の死因の第一位は血管病です。

血管病である心疾患と脳血管疾患が27.3％で、2位はがんの24.2％です。（平成23年）

40代までは、血液検査の結果になにも問題がなかったのに、50代からコレステロールが高くなった、血糖値が高くなったという方が増えてきます。

高血圧、糖尿病(2型）、動脈硬化、脂質代謝異常は生活習慣病ですが、血管病ともいわれます。
血液中の脂肪や糖質が多くなり、いわゆる血液どろどろという状態で、血管も固くなります。

40代、50代からは血液をさらさらにして、血管を強くする食事や生活の習慣を身に着けましょう。

ダイエットや美肌にも悪影響が！

コレステロールや中性脂肪値が高くなり、いわゆる血液どろどろという状態になると、脂肪の代謝がうまくできず、皮下脂肪が蓄積されてしまい、太りやすく、痩せにくくなります。

また、肌に栄養がいきわたりにくくなり、肌荒れ、くすみ、乾燥、毛穴が目立つなどのお肌のトラブルもでてきます。

健康、美容の両方の面から、血管を丈夫にして、血液をさらさらにすることは大切ですね。

40代から50代は、ホルモンバランスが乱れによる不調を感じやすい年代です。
でも、不調の原因をきちんと見つけて対策をたてると、お体をよい状態にすることができます。
ホルモンの減少と上手につきあって、切り替え時期を乗り越えていきましょう。

お肌のお手入れの習慣が身について、40代のときよりも、きれいになる方もいます。
なにかしら新しい発見もあり、ご自分のお身体と向き合うチャンスになるかもしれません。

健康診断を受けていますか？

そもそも健康診断はきちんと受けていますでしょうか。

厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」（2014年）によると、20歳以上で過去1年間に健診や人間ドックを受けたことがある人は、男性が72.2％、女性が62.9％となっています。
男性より女性の方が10％も低いのです。

さらに、健診を受けていない人は、受けている人に比べて喫煙率や肥満率、血圧の平均値が高いことも判明しています。

会社で実施している健康診断を受診できる方は毎年受けていると思いますが、自営業や主婦の方はついつい受診しないまま、何年もたってしまいます。

がんなどの重大な病気は早期発見、早期治療が大切です、
また、すぐには命に別状のない高血圧や高コレステロールなどの生活習慣病も、早めに気が付いて対処できるといいですね。

40歳からはできるだけ毎年受けるようにしましょう。
加入している医療保険機関が実施してくれる特定検診を40歳からは毎年受けることができますので、ぜひ受診することをおすすめします。

がん検診は市町村が実施してくれます。無料または安価で受診できます。