「何をしても痩せない~」「20代のころは、少し食べなければ痩せたのに、痩せなくなった!」というご相談を受けることが多くあります。
30代、40代、50代とだんだん痩せにくくなってきます。年々エネルギーを消化しにくくなり、代謝が落ちてきます。
そんなお悩みの方に、ダイエットサロンのカウンセラーとして日頃感じている痩せない人の特徴と、代謝を上げて痩せやすくなっていく簡単な5つの方法を紹介します。
無理な食事制限や運動ではなく、日常生活で取り入れられるものばかりですので、ぜひ試してみてください。
痩せない人の特徴
痩せない人の特徴3食食べない
3食食べない
一日2食ですと、一食の量が多くなりがちです。
また、食事のリズムが乱れると、ホルモンバランスも乱れてしまい、脂肪の代謝がうまく出来なくなります。
30代以上の方は、食事は3食食べるようにしましょう。
夕食の時間が遅い
夕食が遅いと、体に吸収されやすいので、脂肪をためやすくなります。
朝起きた時お腹がすいていない状態の方は、夕食時間を早くするようにしてみてください。
ごはんよりパンを食べる
お米は食物繊維も含んでいますので、便秘を防いでくれます。
また、お昼などを菓子パンで済ませてしまう女性が多いのですが、それが太りやすくなる原因となっています。
ごはん、パン、麺類などの炭水化物から先に食べてしまう
食事の順番を気にせずに、真っ先にご飯から食べてしまう。
または、パンや麺類だけの食事になっているときが多いと、炭水化物から食べてしまうことになります。
生野菜を食べていない
体を冷やすからと、生野菜を食べていない方がいますが、酵素が摂れていませんので、体の代謝を下げることになります。
冷えが心配な方は、温かい食べ物、味噌汁やスープなどと一緒にサラダを食べましょう。
魚を食べる日が少ない
お肉が好きな女性が増えています。レストランやレシピ本もお肉が多いですよね。
お客様にも魚を食べるのは週に一回くらいという方が多くいらっしゃいます。
でも、魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸は美容や健康のために、意識して摂りたい食品です。
果物を食べていない
果物はビタミンが豊富ですので、美容や健康のためよい食品です。
また、果物の天然の甘さに慣れると、お菓子を食べなくてもすむようになります。
お客様でも、お菓子を食べすぎてしまうという方に果物を食べるようにしていただくと、お菓子の量が減ります。
お菓子は袋を全部食べないと気が済まない
お菓子の袋を開けると、全部食べ切ってしまいます。途中で止められません。
ストレスで太ってしまう方、いわゆるストレス食いに多いケースです。
姿勢が悪く、歩くときは下を向いてしまう
猫背で姿勢が悪いので、歩くときも下を向いてしまいます。椅子に座るときも猫背になっています。
姿勢が悪いと、日常で筋肉を使えないので、筋肉が落ちてしまい、代謝が下がってしまいます。
椅子に深く腰掛ける
椅子に深く腰掛けると、動くのが面倒になります。日常生活でこまめに動く人は、太りにくくなっています。
歩いていない、運動していない
30代を過ぎると食事だけのダイエットはなかなか効果が表れません。筋肉を動かすことが必要です。
腕や足に筋肉をつけてしまったことがあり、固い
筋肉をつけた方が太ると、筋肉と脂肪が混ざって、いわゆる固太りになっています。
脂肪も固くなり落ちにくくなっています。触ると冷たい場合が多いです。
呼吸が浅い
ダイエットには自律神経を整えることが必要です。
自律神経を整えるための簡単な方法は深い呼吸です。呼吸が浅いと、自律神経を整えにくくなります。
深呼吸をして、深い呼吸をこころがけてみましょう。
湯船に入っていない
体を冷やすことも、代謝を下げる原因となります。
入浴は湯船に入ってゆっくりと体をあたたためましょう。
お客様でも、毎日入浴するようにしただけで、痩せた方がいます。
体重を測らない
体重を測っていると、増えた時に気が付きます。
サロンにダイエットのご相談に来る方で多いのが、「家の体重計が壊れて測らなくなったら太った」という方です。
体重は知らない間にも太りますので、毎日図ることはダイエットの第一歩です。
すぐに出来る痩せやすくなる方法
30代過ぎると筋肉が落ちてきて、代謝が悪くなり、エネルギーを消費できなくなります。
日常生活で、代謝を上げる方法を紹介します。
また、食事前に食べると痩せやすくなるものについても紹介します。
姿勢を正す
姿勢と保つには、インナーマッスルを使います。日常で姿勢を正していると、自然とインナーマッスルが鍛えられます。
姿勢を正すコツ
・背筋を伸ばす、そのときに腰の力は抜きます。肩甲骨を意識して、背中の上の部分を意識して背筋を伸ばします。
・お腹を薄くする意識で、いつもひっこめている
お腹はへこましていると、本当にへこみます。
お腹のポッコリの大きな原因は筋肉が落ちてお腹に力が入っていないことです。お腹に力を入れて、筋肉を維持していきましょう。
・目線をあげる
目線を上げると首も後ろにいきます。首を支える筋肉、僧帽筋や胸鎖乳突筋を使うことができます。
キャベツを食べる
これは、「痩せない~!」とサロンに相談に来る方に、まずやっていただく方法です。
食事の前にキャベツの千切りをお茶碗一杯食べます。
ポン酢、ソース、しょうゆ、ドレッシング(オリーブオイル、酢、塩こしょう)で食べます。
生野菜の酵素、キャベツの食物繊維が摂れて、ベジファーストにもなりますので、痩せやすくなります。
実践していただくと、数日から一週間でダイエット効果が出てきて、痩せ始めます。
私も、食べ過ぎて少し太ったときは、食事前にキャベツを食べるようにしています。
アマニオイルや魚を食べるようにする
アマニオイルや魚などに含まれるオメガ3脂肪酸は、悪玉コレステロールや中性脂肪を抑制してくれます。
痩せやすくなるためには、ぜひ摂っていただきたい食材です。
・オイル
スーパーなどでも売っていて手に入りやすいのが、アマニオイル、エゴマオイルです。
酸化しやすいので、熱を加えないように注意してください。
サラダにかける、ジュースに入れて飲むのがおすすめです。
・魚
オメガ3脂肪酸を多く含む魚は、さば、さんま、いわし、本マグロ、ブリです。週に3回以上食べるといいですね。
シラスやちりめんじゃこでもOKです。(主にいわしの稚魚です。)ごはん、サラダ、冷ややっこ、おひたしなどかけて手軽に摂れます。
食事の量を単純に3分の2にする
炭水化物を減らしたり、食べるものを変えることは大変です。
シンプルに、全体の量を3分の2にします。
なんだか物足りないというときは、最後にお味噌汁を食べます。温かい汁物をとると満足します。
食事の順番に気を付ける
食事の順番は
1 温かい味噌汁、スープ(なければ温かいお茶でもOK)
2 野菜(出来れば生野菜)
3 おかず(肉、魚、卵、豆腐などのタンパク質)
4 ごはんなどの主食
甘いものをやめられない人は
5 デザート(おやつに食べるのでしたら、食後すぐに食べましょう)
麺類ですと炭水化物だけですので、パスタ、うどん、ラーメンなどの時は、サラダや小鉢を食べるといいですね。
お客様によく、ラーメン屋でどうしましょうと聞かれます。
私は、わかめ、もやし、ゆで卵をトッピングに選びます。
そして、最初にスープ、次にトッピング、最後に麺を食べます。
ちなみに、餃子は皮が小麦粉で、主食に入るため、出来るだけラーメンと一緒に食べないようにしています。
炭水化物☓炭水化物になってしまいますね。
まとめ
ダイエットをして痩せるということは、体を変えることですので、結構大変です。
食事を減らし、運動を一生懸命するとダイエットの結果は出やすくなります。
ただし、食事を元に戻し、運動をやめてしまうとリバウンドしてしまう方も多くいます。
無理をしてダイエットしても、もとに戻ってしまうと悲しいですよね。
ダイエットは生活習慣です。日々の生活で、太りにくい体を作っていくことが長い目で見ると大切です。
紹介した5つの方法、ひとつでも試して続けてみてください。
お体は自分で変えることができます。