「味わい深い人」とはどのような人でしょうか。
深く知るとその良さがわかる人なので、最初はあまりよい印象を持たないかもしれません。
しかし、さほど仲良くならずに終わってしまうのはもったいないですね。
味わい深い人とお付き合いしてみると、自分自身にプラスになることが多くあります。
味わい深いとは?
もともと味わい深いとは、絵、書、陶磁器などの芸術作品に使われます。
最初は印象的ではなくても、ある程度の時間をかけて味わうことで、「味わい深い」と感じることができます。
「味のある」「奥深い」などとも言われます。
華々しく目を惹く作品には、「味わい深い」とは言いません。
人と人との関係も、一緒に時間を過ごしたり、仕事をしたり、仲間になったりと、ある程度時間をかける関係があります。
最初は印象が薄い人、苦手だなと思う人も、付き合っていくとよい感情が増えていくかもしれません。
私自身も、エステサロンのお客様で、最初はとっつきにくいなと感じても、お話をしていくと、自分をしっかり持っている、心の安定している方だなと感じることがあります。
専門の知識を持っている方が多いので、お話に奥行きがあり、お会いするのが楽しみになります。
そんな方は「味わい深い人」と言えるのでしょう。
長くお付き合いしたいお客様の一人になります。
味わい深い人の特徴
気持ちが安定している
物事に動じないので、人前で感情をあらわにすることはありません。
本当は怒っていて不快に思っていても、自分の感情を押し殺して表さない人もいます。
そうではなく、そもそも物事に動じないのです。
物事を客観的に見ていて、原因を探って、解決策を考えています。
安心感のあるポジティブシンキング
物事をあまり考えすぎません。悪い結果をくよくよ考えるよりも、現在のことをきちんと対処するようにしています。
悲観的な人とは、話しているとこちらまで辛くなりますよね。
かといって、楽観的でも根拠がないと、大丈夫かしらと心配になります。
出来ることはやって結果を待ち、結果については悪く考えないので、ポジティブな人という印象を与えます。
話していると安心出来ます。
がんばりすぎていない
力の抜き方を身に着けています。
相手にも過度ながんばりを要求しません。
完全主義の人は、自分にも他人にも厳しく、一緒にいるとこちらも疲れてしまいます。
がんばりすぎず、ある程度力を抜くことで、余裕が生まれます。
その結果、物事がスムーズに進みます。
深い知識を持っている分野がある
仕事や趣味などで、ある分野に深い知識と経験があります。
ただし、無駄に知識をひけらかしたりしません。
こちらが興味ないのに、話し出すと止まらないということもありません。
深い知識と経験が、自分自身への自信へもつながるので、物事を自分の目で判断することができます。
ストレスマネージメントが上手
感情を抑えているとストレスが溜まりますが、気持ちが安定しているので、ストレスがたまりにくくなります。
力の抜き方も身に着けているので、完全を求めず、自分や他人を許すことができます。
また、自分のことも冷静に見ているので、ストレスがたまりそうなときは、発散しようと工夫します。
趣味を持っている人も多いので、趣味に没頭することもストレスの発散になります。
味わい深い人との接し方
味わい深い人とは長くお付き合いして、その人柄を深く知りたくなります。
感情を表に出さないので、最初はとっつきにくいかもしれません。
しかし本来は明るい性格でポジティブですので、話をするともっと話をしたいと思うでしょう。
なにか問題や悩みを相談するのもよいですね。冷静に相談に乗ってくれます。
安心感を与えてくれるので、不安な気持ちも落ち着きます。
まとめ
味わい深い人は、目立たない人が多いのですが、あなたの周りにもたくさんいるはずです。
出来れば、自分自身も味わい深い人になりたいものです。
味わい深い人になるにはどうするか、学ばせてもらうのもいいですね。