「血管年齢」とは、血管の弾力性を測り、血管の老化度合いを年齢で表す数字です。
動脈硬化の予防のために大事な目安となっています。
60代にならないと動脈硬化と言われてもてあまりぴんと来ないと思いますが、血管を若く保つことは、体の内側を若く保つことです。
アンチエイジングのために意識を向けたいですね。
この記事では血管年齢を若く保つ生活と食事の習慣を紹介します。
◆血管年齢の測定はどうするの?
専用の機械で測定します。
最近はショッピングモール、薬局、健康イベントなどで無料測定してくれるサービスもあります。
一度は量ったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
病院やクリニックでも測定できるところもあります。
健康診断や通院のときに聞いてみるといいですね。
私もいつも年に一回の健康診断の時に測定してもらっております。
追加料金1000円くらいかかりますが、年に一回定期的に測っています。
気になる結果は、いつも年齢-10歳くらいです。
血管年齢が老化しているか生活習慣をチェックしてみましょう
□ 魚より肉を食べることが多い
□ 揚げ物、スナック菓子、菓子パン、ケーキを食べる
□ 野菜を毎食食べていない。
□ あまり歩いていない。
□ 車での移動が多い。
□ 運動はあまりしない
□ 10年前に比べて太っている。
□ 腹を立てたり怒ったりすることが多い
□ ストレスを感じることや心配事がある
□ 睡眠が不足気味
□ 生活が不規則で、就寝時間と食事の時間が決まっていない
□ 喫煙している
チェックが3つ以上の方は血管年齢が老化している可能性があります。
一度計測してみるといいですね。
血管年齢が若くなると、代謝が高く太りにくくなります。
また、肌がきれいになり、シミ、しわが少なくなります
つまり血管年齢は美容とダイエット、そしてアンチエイジングにとても重要です。
「体は血管とともに老いる」と指摘するお医者様も多くいます。
血管年齢が高いと、代謝が下がり太りやすくなります。
中性脂肪や悪玉コレステロールが高くなりやすくなります
皮下脂肪を燃焼しにくくなるので、体脂肪が高くなり痩せにくくなるのです。
血管年齢を若くすることは出来るのでしょうか。
循環器専門医の池谷敏郎(東京医科大学客員講師・池谷医院理事長兼院長)によると、血管年齢を若くすることは出来ます。
「血管力」を高めるための方法
●生活のリズムを整える
●適度な運動をする
●食事を改善する
血管の健康状態のポイントは3つ
① 流れる血液がさらさらかどうか
② 血管に脂肪がついて詰まりやすくなっていないか
③ 血管の細胞が丈夫かどうか
「血液さらさら」といわれるたまねぎ、酢などと野菜中心の食生活。
血管と血液は水道管と水のような関係です。
流れる水をきれいにすることも大事ですが、管に汚れが付着していたりごみがたまっていたら、水の流れも悪くなり、ついには詰まってしまいます。
また、水道管自体がぼろぼろになっていてもいけません。
テレビや雑誌では「血液さらさら」がとても流行っています。
血液をさらさらにすると血流がよくなりますので、健康と美容のためにはとても大事なことです。
でも血液をさらさらにするだけでは、血管年齢は若くなりません。
血管についても若々しくしていきましょう。
血管を若々しくする食事習慣
◆炭水化物や糖質を減らす
腹八分を心がけて、主食の量を減らしましょう。
大豆製品の蒸し大豆、豆腐、納豆などを食事に取り入れると満足感アップします。
おやつは量を決めて、100キロカロリー以下にしましょう。
◆青魚を毎日食べる
血管を強くする脂肪酸のEPA・DHA(オメガ3系脂肪酸)をとるため、青魚を毎日なにかしら食べるようにしましょう。
鯖でしたら缶詰もあるの食べやすいですね。
しらす、ちりめんじゃこもサラダやおひたしに混ぜたりして手軽です。
さんま、いわしも自分で煮るのは大変なので、缶詰やレトルト食品が便利です。
現代人はたんぱく質というとついつい肉を食べてしまいますので、意識して食べるようにしてみましょう。
◆良い油とナッツを食べる
よい油はオメガ3(オメガ3系脂肪酸)の油です。
【オメガ3を多く含む食品】
アマニオイル、シソ油、えごま油、
くるみ、カシューナッツ、アーモンド
◆緑の野菜を食べる
栄養素の葉酸(ビタミンB群の一種)に血管を若返らせる効果が最近発見されました。
「葉酸」は血管を老化させる「ホルモステイン」というアミノ酸を取り除く働きがあるということです。
【葉酸を多く含む食品】
小松菜、ブロッコリー、グリーンアスパラ、ほうれん草、枝豆、ルッコラ、
のり、わかめ、大豆、きなこ、うなぎの肝、レバー
◆水分をきちんと摂る
食事以外でも、カフェインや糖分の入っていない水分、ミネラルウォーター、健康茶、ハーブティを
一日一リットル摂るようにしましょう。
まとめ
私も血管年齢には気をつけています。
なぜなら、主人がまだ40代のころ、血管年齢が80代と診断されてびっくり。
遺伝的な体質、仕事のストレスなども影響しているのですが、このままでは動脈硬化になってしまうので、食事を見直すことにしました。
いろいろ調べて実践していくうちに、主人の血管年齢は50代くらいまで改善しました。
規則正しい食生活、脂肪分の少ない食事、野菜を多く食べる、青魚を毎日食べる、適度な運動、これはダイエットと同じです。
主人も体重が増えなくなり、やや痩せている体系を保っております。
血管年齢を若返えらせる生活は「血管ダイエット」としておすすめです。