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お肌のお手入れの基本2 「美容成分を与える」

40代からの美容 

お肌のお手入れの基本の後半です。
きちんと落とした後は、与えることです。お肌の本来の力を保つためにも、与えすぎず、少なすぎず。肌を育てながらお手入れすることが大切です。

前編はこちらです

肌のお手入れの基本

大原則

・刺激を与えない

基本のお手入れ

・きちんと落とす
・落としすぎない
・保湿成分を補う
・肌の表面の乾燥を防ぐ

(30代、40代から加えてほしいこと)

・アンチエイジングの成分を補う

保湿成分を補う

 お肌を保湿する基本は、クレンジングまたは洗顔後に、水分をよくふき取って、
化粧水をつけることです。

そのあとに付ける、美容液やクリームの成分がお肌に浸透することを助けてくれます。

 オールインワンの化粧品を使っている方で、乾燥が気になる方は、化粧水をつけることをおすすめします。
浸透がよくなりますので、お肌に栄養分が届きやすくなります。

 
【化粧水のつけるときの注意】

化粧水の量は少なすぎでも多すぎでもいけません。
化粧品の説明を読んで適量つけましょう。
量の説明がない場合は、手のひらに500円玉くらいを2から3回に分けてつけます。

 おでこ、眼の周り、頬、鼻、口周り、あご、あごのまわり、耳の後ろ、首に丁寧につけます。
 付け方は、手のひら全体を使って、顔を包み込むようにして、皮膚にしみこませるようにします。
決してこすったり、たたいたりしないでください。

コットンより手がおすすめです。
手の油分や温かみで化粧水がお肌になじみやすくなります。 

【コットンパック、シートパックをする場合】
5分以上はしないように。
乾燥する原因になります。

シートパックも、5分以上するときも、乾燥に注意してください。
シート素材が保湿力のあるもので、長くつけても乾燥しないものもあります。
様子を見ながら使ってみてください。

【化粧水の選び方】

 化粧水はアルコール、エタノールが入っていないものがおすすめです。
アレルギーの原因になる可能があります。

ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、プラセンタなどの成分の入った
保湿効果の高いものにします。

30代からは、さっぱりタイプよりしっとりタイプを選ぶといいですね。

美容液で有効成分を補う

美容液をつける場合、通常は化粧水の後に付けます。
(メーカーによっては順番が逆の場合もあります)

美容液では、お肌のトラブルにあった有効成分を補うことができます。

たとえば、美白、しわ、たるみ、くすみなどです。

40代、50代からは特に必要です。
後の「必要なアンチエイジング成分を補う」で説明します。

肌の表面の乾燥を防ぐ

 お肌のお手入れの順番は、普通のパターンでしたら、

化粧水 → 美容液 → クリーム(乳液)

化粧水でお肌を整え、
美容液で有効成分を補い、
クリームまたは乳液で仕上げる

クリームまたは乳液は油分を含んでいます
お肌の表面の乾燥を防いでくれます。

本来、肌には皮脂という油分があり、乾燥から守ってくれいます。
お肌のバリア機能が正常に働いている方は、クリームや乳液は必要ありません。

ただし、40代からは女性ホルモンの低下により、肌のバリア機能も低下します。
肌の皮脂バランスが崩れてきます

そこで、今までクリームや乳液をつけていない方も様子をみながら、付けるようにしましょう。

クリームや乳液のかわりに、オイルでもいいかと思います。

必要なアンチエイジング成分を補う

最近はエイジング用のお化粧品がいろいろと出ています。
メーカーによって独自の成分もありますので、ご自分にあったものをみつけてみるとよいですね。

いままで使っていたお化粧品がご自分にあっている方は、
同じメーカーのものでエイジングケアの成分を含んだ美容液やクリームを使ってみてもよいと思います。

 ただし、最新の成分はトラブルがでるか、すぐにはかわかりません。
某大手化粧品メーカーの独自に開発した最新の美白化粧品が白斑症を引き起こしたという事例もありました。
販売されてから1年か2年は様子とみるとよいかと思います。
私のエステサロンでも、最新の成分を使ったお化粧品は使わないようにしています。
 
ちなみにITエンジニアだったときも、パソコンに適用する最新のソフトウェアや技術は、様子をみて適用していました。
一度不具合が出ると、取り返しがつかないことになることもあります。
お肌も同じですね。

 
化粧水の前にブースター化粧品を使う

「ブースター化粧品」とは、洗顔後、化粧水をつける前に、まず一番にお肌につける化粧品です。
硬くなった肌をやわらかくして、その後に使う化粧水、美容液などの栄養成分を肌の奥にまで浸透させやすくします。

肌の乾燥がひどいとき、固くなっているときなどは、
化粧水をつけても、なかなか浸透しません。
そこで、まずはブースターでお肌を柔らかくすることが必要なのです。

美容に敏感な方の中では、だいぶ前からブースターを使うことが当たり前になっています。

【おすすめのブースター】

ここ数年は各メーカーからブースター化粧品が販売されています。

ブースター化粧品には、落としきれなかった汚れを落とす効果をねらったものもあります。
若い方のニキビ肌には効果的です。

40代からは潤いを与えるためのブースター化粧品を選びましょう。

コラーゲン、プラセンタ、プロテオグリガンなどの、保湿と抗酸化作用の高い美容成分の入ったものが、年齢肌におすすめです。

また、オイルもブースターの役割をしてくれます。
ホホバオイル、アルガンオイル、スクワランオイルがおすすめです。
肌に浸透しやすく、潤いを与えます。

ブースター化粧品まで買っている余裕はないわという方

お持ちの美容液を使ってもよいでしょう。
洗顔後まず美容液を塗って肌を柔らかくします。そして、化粧水をつけて、再び美容液を塗ります。

ブースターの注意点

ブースター、化粧水、美容液、クリームと色々塗っていると、そのぶん肌を触ります。
肌への刺激も多くなります。

お肌の調子がよいときは、ブースターはお休みするというくらいで、
様子を見ながら使うといいですね。


まとめ

ダイエットでは毎日の食事や運動が大切になります。
美肌つくりにも毎日のお手入れが大切になります。
たとえば、エステに通っていても、月に一回通っているとしたら、一か月を30日とすると、残りの29日は自分でお手入れすることになります。

美肌は自分で作ることを意識するとよいですね。

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