根性がある人、というとなんだか古いイメージがあります。
精神論の世界で、ひと昔前のスポーツ漫画で流行りました。
根性だけでは何にもならないのではと言われて、もっと合理的にと批判されてしまいます。
ワークライフバランスが提唱されて、働き方改革の今の時代には、根性論は合わないようです。
といっても、成功するためには根性が必要です。
根性がない人は、なにをしても長続きしないので、なかなか思うような結果が出ません。
あなたが、なんだか仕事や人生が上手くいかないと思っていたら、それは根性がないからかもしれません。
出来れば根性のある人になりたいものです。
そこで、根性のある人とない人の特徴について紹介します。
根性がある人の特徴
あきらめずに最後までやり通す
根性のある人は根気があります。途中でやり始めた事を止めません。
最後までやり通します。
たまには、そこまで固執しなくてもいいのにと思われることもあります。
でも、何かを成し遂げるためには、最後までやり通すということは必要です。
最後までやり通せるということは、言葉にすると簡単ですが、これを実践できる人はほんのわずかです。
責任感がある
頼まれたことはきちんとやる、自分の役目はきちんと果たすというように、なにごとも自分の責任でやり通します。
途中で誰かに押し付けたりすることはありません。
困難があっても、何とか乗り越えようとします。
何かを成し遂げるときには、問題も起こります。
そのような問題を自分の力で乗り越えることが出来るのです。
真面目で正義感が強い
千葉県の森田健作知事は、若いころは根性スポーツドラマの主人公役でした。
柔道着を着て、夕日に向かって走っていました。
正義感が強く、とても真面目な青年の役です。
そのイメージですが、根性のある人は正義感が強く、悪いことやずるいことは嫌います。
自分が正しいと思ったことを貫き通すことのできる、強い意志と正義感を持っています。
裏表がなく、素直な性格
根性のある人は真っ直ぐな性格で、人の陰口を言いません。
正々堂々ということが好きですので、陰でコソコソすることを嫌います。悪いと感じたら面と向かっていってしまいます。
反面、人から批判されると素直に受け入れます。
自分の目的をしっかり持っていますので、それを実現するために自分を変えることに抵抗が少ないのです。
自分の悪いことが受け止めて、改善して、最後まで目的を実現しようとします
モチベーションがなくなっても続けることが出来る
物事をやり通すということは、モチベーションの維持が大変です。
人はいつでもやる気満々というわけにはいきません。
そこで、モチベーションが下がると根性でカバーして、続けていきます。
といいますか、根性のある人はそもそもモチベーションという感覚がありません。
やる気があるなしに関わらず、やることを当たり前だと思っています。
根気があるのです。
やり始めたことは、最後までやり通すという癖がついているので、当たり前のようにやり通します。
ダイエットも根性で痩せることができる
ダイエットこそ、根性が必要だと思います。特に40代を過ぎてからのダイエットは、最初は痩せません。
1キロくらい痩せるのですが、しばらく、一週間くらいはそれ以上体重が落ちなくなります。
そこでたいていの人はダイエットを止めてしまいます。
体重は摂取したカロリーが、使ったカロリーより少ないと落ちてくれます。
40代を過ぎると筋肉が落ちていますので、カロリーを使えなくなってきます。
いわゆる代謝が悪くなっているのです。
食事を少なくして、摂取カロリーを少なくしても、すぐには痩せないのです。
一週間くらい摂取カロリーが少ない状態が続いて、ようやく痩せてきます。
順調に痩せ始めるまでは、根性が必要です。
その後ある程度痩せると、また痩せなくなります。体が変化に抵抗しているのです。
これは若い方にも起こります。ダイエットの停滞期というものですね。
ここでもあきらめずにダイエットを続ける根性のある人が、ダイエットに成功するのです。
根性がない人の特徴
途中で理由をつけて止めてしまう
やり始めても途中で止めてしまいます。
止めてしまうことが後ろめたいので、言い訳をします。
こんなことを続けてもしょうがいない。
どうも自分の合わない気がする。などです。
最後までやり遂げてそう感じるのでしたらいいのですが、途中までしかやっていないので本当にそうなのかわかりません。
最後までやり遂げないので、成功までたどり着きません。
成功経験を積むためにも、とにかく最後までやり遂げる癖をつけましょう。
無責任で面倒になると人に押し付ける
最後まで自分が責任をとるという意識がありません。
面倒になると、途中で誰かに頼り、押し付けてしまいます。
そのようなことが重なると、周りの人もあきれて離れてしまいます。
自分の責任ということを自覚しましょう。
そして、自分の責任なので、最後まで自分でやるようにしましょう。
手助けが必要な時は、押し付けるのではなく、アドバイスを求めるくらいにしましょう
困難に向き合って打ち勝てない
人生にはトラブルがつきものです。すべて順調にいくということはありません。
トラブルに出会ったら、まずは冷静になり、状況を把握して、解決策を考えます。
根性のない人は冷静になれません。すぐに動揺してしまい、パニックになります。
状況を把握しても、その状況に向き合えません。現実を受け止められないのです。
まわりが助けてくれる、フォローしてくれることを待っています。
または、他人の責任にして押し付けてしまいます。
トラブルはきちんと向き合ってこそ解決できます。
よほど幸運ではないと、何もしていないのに解決していたということにはなりません。
よほど幸運ということは、宝くじを当てるくらいあり得ないことです。
根性がない人が上司の場合の接し方
自分のことでしたら何とか改善できるはずですが、上司が根性のない人だとしたら、どうすればいいのでしょうか。
状況を把握する
上司には根性がないとうことを自覚しましょう。
人は変えられません。
自分は変えられます。
上司は変えることができません。
自分自身の対処法を考えましょう。
上司に頼らない。ほかに頼れる人を探しましょう
根性のない人は責任感がないので、ここぞというときに頼りになりません。
あなたが自分一人で解決するということができればいいのですが、会社では難しいこともあります。
他の部署の部長や、上司の上の役職の人など、ほかに相談できる人を、あらかじめ見つけておくといいでしょう。
頼りになりそうな人とこまめにコミュニケーションをとっておきましょう。
証拠は残しておく
根性のない上司は、何かトラブルが起きたら、あなたに責任を押し付けるかもしれません。
仕事を遂行する際に、形に残る証拠をあなたの手元に保存しておきましょう。
メールはもとより必要であれば音声の録音などです。
事実をきちんと伝えられるようにしておきましょう。
根性がない男性は出世しない?
最後まできちんと責任を持たない、人のせいにするなど、積み重なっていくと周りの信用を失います。
そのような人が出世するはずがありません。
うまく立ち回って最初は出世しても、すぐにばれてしまいます。
社会人として満足できる地位につくためにも、根性のある人になりたいですね。
まとめ
私自身も根性があるかといわると自信がありません。
ただし、やらなくてはいけないことは最後までやるようにしています。
「本を出版したい」と決意した時も、出版するまでやり通そうという覚悟でした。
とりあえず、単行本一冊分の原稿を書き上げました。原稿用紙200枚くらいです。
そして出版社に送ってみました。
出版社は何社かピックアップしましたが、一度に何社にも送るのはNGということを、何冊も本を出されている方が言っていたので、一社ずつ送ろうと思っていました。
幸い一社目で出版が決まりましたが、駄目ならOKが出る出版社に出会うまで、何社も送ろうと思っていました。
覚悟を決めると、強くなれるものです。
よい結果を導くためには、根性で頑張るということも、必要ですよね。