あなたは人から蔑まれていると感じたことがありますか。蔑まされている人には共通の特徴があります。
ただ、人の評価は周りの環境にも左右されますので、状況を変えることも出来るはずです。
蔑まれないようにする対処法も紹介します。
「蔑まれる」の意味
「蔑まされる」とは、馬鹿にされる、見下される、軽視されるという意味です。
相手が、自分より能力が劣っている、家柄が低い、見栄えが悪いなど、あなたを見下している状態をいいます。
蔑まれる人の特徴
同じことをしても蔑まれる人と蔑まれない人がいます。
蔑まれる人にはいくつか共通点があります。
自分に自信がない
蔑まれる原因はあなたの中にあります。蔑まれることに納得してしまっています。
育ってきた環境も大きく関係があり、親から蔑まれてきた人は、自分に自信がなく、蔑まれても、仕方ないと感じやすくなっています。
また、学生時代から、成績が悪い、運動が出来ない、太っているなどコンプレックスを強く感じていると、蔑まれることに慣れてしまっています。
蔑まれるイメージがついている
身分や経歴が理由でなければ、初対面でいきなり蔑まれることはありません。
その人の発言や行動に対する評価が積み重なって、蔑まれるイメージが出来上がってしまいます。
やっかいなことに、集団の中ではイメージは周りの人たちに伝わります。
いつのまには、多くの人から蔑まれるようになっていることになります。
助け合いが出来ない
あなたが相手を思いやって行動し、助け合っている関係では、蔑まれることはありません。
もの覚えが悪くて、同僚にサポートしてもらうことが多くても、自分の出来る範囲で同僚を手助けしてあげることも出来ます。
なにか手助けできないかを考えるということは、その人の仕事の状況を知ることにもなります。
蔑まれる人は、周りを見ていないことが多く、自分のことで手一杯になっています。
感謝が足りない
蔑まれる人は、不満に感じることが多く、それを周りのせいにしがちです。
育ってきた環境、仕事の内容、周りの人間関係などです。
こんな仕事を押し付けられてとか、学歴がないから周りから馬鹿にされているとか不満に思いがちです。
本来は健康で仕事があるだけでも、とても感謝すべきですが、自分が恵まれていることには気が付きません。
マナーが身についていない
まずは言葉使いが悪いと蔑まれる原因になります。
そして、挨拶をする、時間を守る、身の回りを整理するなど、社会的なマナーも身についていません。
その結果、まわりに迷惑をかけてしまいます。
下から目線になっている
上から目線になっている人は反感を買うこともありますが、下から目線になっていると、見下されてします。
人と人との関係はある程度上下関係があります。
蔑まれる人は、下手に出てしまい、気を使いすぎてしまいます。
相手は、この人は自分に気を使っていると認識するので、ついつい侮ってしまいます。
断れない
蔑まれる人は、気弱な人が多いので、頼まれたら断ることが出来ません。
断ったら怒られる、嫌われると思っています。
周りに嫌われたくないという思いが強いのです。
いつも周りにあわせてばかりで、いやだと思っても、ついつい引き受けてしまいます。
その結果、人が嫌がる雑用ばかり引き受けてしまうことになります。
周りからはお人好しで便利な人と思われて、蔑まれることになります。
自分の意見を言わない
意見を求められた場合、本当に意見がなければ言わなくていいのですが、周りを気にして自分の意見を言いません。
周りからは、自分の意見を持たない、扱いやすい人と思われています。
反対に、いざとなると頼りにならない、使えない人とも思われ、蔑まれてしまいます。
蔑まれないようにするための身の振り方
◆嫌なことは断る。
◆相手に感謝されることをする。そのために相手が何を必要としているのか考えてみる。
◆自分が人より優れていることを書き出してみる。
◆目上の人には敬語を使う、挨拶をする、時間を守る、整理整頓を心がけるなど、社会人としてのマナーに気を配ってみる。
◆自分の意見を言うようにする。
◆健康である、仕事がある、衣食住に困らないなど、感謝できることを見つけてみる。
◆相手より自分が優れているところを見つけてみる。
◆思い切って転職する。「蔑まれる」というのは、人の評価ですので、周りの環境を変えるというのも方法の一つです。
どれか一つずつでも、行動してみてください。
環境はあなた次第で変えることが出来ます。
蔑まれた場合の対応
蔑まれていると感じた時は、まずは状況を変えることが大切です。
性格、身についた考え方、行動パターンを変えることは難しいことです。
さらに一度ついてしまった周りのイメージを新たにすることも大変です。
ただ、そのままにすると、蔑まれることに、自分も周りも慣れてしまいます。
少しずつ変えていきましょう。
最初の一歩は勇気が要りますが、まずは自分の行動を変えることやってみましょう。
まとめ
人より能力が低くでも「蔑まれる」人とそうでない人がいます。
蔑まれる原因はあなたが作っているかもしれません。
周りの人を変えることは難しいのですが、あなた自身を変えることは出来ます。
まずは自分を変えてみる、その勇気を持ってみましょう。
私がマネジメントしていたエステサロンでも、スタッフの中に物覚えが悪くミスが多い新人がいました。
マネージャーは「あまりに社会人として自覚がないので、私には育てるのが無理」と白旗をあげました。
その店舗では、みんなから蔑まれるようになっていました。
様子を見ているとミスは多くても一生懸命がんばっているのがわかるので、もう一度チャンスをあげることにしました。
ミスをしないように工夫をすることと、周りの人の指示をきちんと聞いて「ありがとうございます」ということをアドバイスしました。
そして、別の店舗に移しました。
すると、そのお店のマネージャーとは相性がよく、他のスタッフとも関係を良好に築くことができました。
ミスも少なくなり仕事も覚えて、お客様にも人気のあるエステティシャンになりました。
一度蔑まされるとイメージを挽回するのが難しいので、環境をガラッと変えてしまうのも、状況を脱する一つの方法ですね。